これだけは読みたい!=KORE-YOMU blog=

非現実に勝る現実は無し。人生の寄り道案内板(ガイド)
<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
LINKS
プクログ本棚
つぶやき
参加ランキング
::::皆様の清き1票を〜::::
人気blogランキングへ
●ブログ村ブログランキング・にほんブログ村へ
●ブログランキングブログランキング
FC2 Blog RankingFC2lank
●検索サイトEMYUU
くつろぐ
ランブロ
       
RECOMMEND
  
BEAST of EAST (4) (バーズコミックス デラックス)
BEAST of EAST (4) (バーズコミックス デラックス) (JUGEMレビュー »)
山田 章博
待望の新刊。震災よりずっと前に描かれていたはずなのに、何かを予感させるような関東動乱の巻であります。
  
  
RECOMMEND
     
RECOMMEND
     
RECOMMEND
  
  
  
RECOMMEND
     
RECOMMEND
  
<< 渡りの足跡 | main | 「ブルー」……明日も世界は続く。 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | - | - | - |
「ピスタチオ」……死者への祈り
JUGEMテーマ:読書
  梨木香歩の久々の創作長編。初出はちくまのPR誌だったらしい。…なんて贅沢な!

 主流となる物語の合間に、もうひとつ別の世界、あるいは別の視点から語られる物語が挿入されるのが、「裏庭」からの梨木スタイル。今作でも、多分、片山海里への鎮魂の物語であろう、『ピスタチオ−死者の眠りのために』が、主人公、棚のアフリカ放浪の旅のエピローグのように、挿入されている。

 面白いのは、梨木作品では、現実世界(というか、物語が語られるメインの舞台となる世界)での登場人物の会話は、カギ括弧でくくられない。まるで内省的な声のように、(京極夏彦のやるように)傍線が引かれる。
 そのくせ、もうひとつの世界での会話は、一般的なカギ括弧なのだ。少なくとも、「家守綺譚」からは、ずっと。
 彼女にとっては、現実よりも、あちらの世界のほうが、現実に近いイメージがあるっていうことなんだろうか。

 小説で、登場人物に作者を重ねて見るのは、あまり賢い読み方とはいえないけれど、棚=翠は、やはり梨木さんの一部を背負わされた人物ではないかと、思わずにはいられない。
 植物や渡り鳥への視線、精霊信仰へのスタイルなどが、これまでに発表している3作のエッセイ、「春になったら苺を摘みに」、「水辺にて」、「渡りの軌跡」を髣髴とさせる。
 特に「渡りの軌跡」を読んでいると、「ピスタチオ」に出てくる渡り鳥たちが、単なる情景の一部ではなく、物語を担う重要な脇役である、ということが、わかるはず。
| TO_KO | 小説 | - | - | - |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | - | - | - |